ヒラメ釣り 必見! サーフ・ヒラメ釣り入門  2021年最新

[サーフでの釣りに狙い目のポイント、ルアーの動かし方まで徹底解説します!]

 

ヒラメ釣りにおいて餌釣り、ルアー釣りの2つの釣り方について解説します。どちらも難しいと言われがちですが、初心者でも簡単にできます。重要になる時期や水温との関係性、コツや誘い方のテクニックなどについてヒラメ釣りのポイントを解説します。

 

 

 

f:id:lltakatoll:20210107231351j:plain

 

 ヒラメの生態・特徴」

 ヒラメは、太平洋西部に広く分布し、沿岸の砂泥地を好みます。また、日本各地の沿岸部に生息しています。岩礁近くの砂泥地や、かけ上がりなどの変化のある場所を好み、水深は10~200m辺りまでの広い範囲で見られます。

ヒラメは最大で全長1m、体重は10kgもの大きさになり、左右に扁平な体型をしているのが特徴です。その姿から、カレイと区別が付きにくいかもしれませんが、「左ヒラメに右カレイ」と言われているように、ヒラメの目は頭部の左側半分に偏って付いているのが大きな特徴です。また、ヒラメはカレイと比べて口が大きく、歯も1つ1つが大きく鋭いという点もカレイと区別する際のポイントです。

沿岸の砂泥地を好むヒラメは、海底では両目のある体の左側を上に向けて生活しています。ヒラメは主に夜の間に活動し、昼間は砂泥中に身を潜めて頭だけ出していますが、砂に潜っていない時は体の色を海底と同じ色にするのだそうです。
主に海底に生息している小魚や貝類を食べるヒラメですが、幼魚のときにはケンミジンコなども捕食します。そして、成長するにつれて魚類を捕食する割合が増えて、成魚では9割が小魚となるそうです。

 

「釣れる時期」

f:id:lltakatoll:20210107233439j:plain

基本的に年間を通して釣ることができます!!

ヒラメの適正水温となっているのは、主に10℃から25℃ほどの暖かさになります。時期としては、秋から冬にかけての9月から11月ごろ、春から夏にかけての4月から6月の2つの時期がヒラメのベストシーズンです。

特に夏から秋口にかけてはベストシーズンです。ヒラメの主食となるイワシなどのベイトフィッシュ(小魚)がサーフに現れる時期なので、数を狙いたい方にはおすすめのタイミングです。また、春先は水深10~20mくらいの場所へ産卵のために移動するので 、浅場を狙うと良いでしょう。この時期は初心者の方でも釣りやすくなります。
ただ、やはりどうせならヒラメを美味しく食べたいとなると、何といっても冬。冬に限ります‼特に産卵前の「寒ビラメ」は脂肪が乗っていて絶品!!。ただその分、難易度も上がります。

結論としてはヒラメ釣りは、数を狙うなら春から秋、味にこだわり気合があるなら冬の時期がおすすめです。

 

自分のおすすめは海水浴場です!夏場に海水浴場とされている場所もオフシーズンは絶好のポイントとして利用できます。秋や夏前であれば、海水浴場として使用されていないシーズンであれば、特に問題なく利用できる場所が多いです。その上、もちろん、足場の状況の良さ、安全面もある程度、保証されているといいっていい絶好のポイントです。何より駐車場、トイレ、自販機がありますし!!海水浴場で釣り?と思われるかもしれませんが一度やってみてください!いるところにはいます。

基本的にヒラメは、回遊はしていないため数を打つしかないです。ですので様々な場所を試し試行錯誤するしかありません。

 

「ヒラメの釣れる場所」

f:id:lltakatoll:20210107234750j:plain

基本的にヒラメは、沿岸の砂泥地に隠れ潜んでいます。砂に潜って砂泥地に身を潜めていたり、砂に潜らない場合は、体色を海底の色と同じようになるように変色しています。擬態しながら、餌を捕食することも可能ですね。砂泥地の多い漁港、湾内や防波堤、サーフから狙うのが基本ですね。サーフでの釣りがヒラメ釣りのメインの釣り場になります。

f:id:lltakatoll:20210109124030p:plain

[サーフ”まずはここから”]

f:id:lltakatoll:20210109121038j:plain

一番代表的なのがサーフ=砂浜です。ヒラメやマゴチなどの『フラットフィッシュ』と呼ばれる魚たちは、その平べったい身体を砂の中に紛れ込ませて擬態し、エサとなるベイトフィッシュが通過するのを待ち構えています。

 しかし!海岸線は広く続いているので、どこを狙えば良いのか初心者には難しいですよね。そこで、ポイントとなるのが「離岸流」です。離岸流とは、打ち寄せた波が沖に戻ろうとする時に発生する、局所的に強い引き潮のこと。離岸流が発生するスポットは地形的にも変化に富み、ヒラメの主食となるベイトフィッシュが集まりやすい場所になります。離岸流が起こる付近では、引き潮に砂がさらわれて小石や砂利が溜まりやすく、周辺に比べて波があまり立っていません。それがサーフのベストポイントを見つけるコツとなり釣果につながります!

f:id:lltakatoll:20210109121527j:plainf:id:lltakatoll:20210109120803j:plain

サーフの場合は、朝マズメからの昼頃までがメインの釣りの時間帯となります。砂に潜り獲物を目で追うヒラメの性質があり、夜の暗闇の中では獲物に気が付きにくくなり釣果も期待できません。またその性質を利用し海が穏やかで濁りの少ない時期は釣果がさらに上がります。
サーフでのヒラメ釣りでは、潮の満ち引きも釣果を左右する要素です。狙い目は下げ潮のタイミング。潮位が下がれば、その分獲物との距離も近くなり有利です。さらに、潮位が低くなると波の勢いが増し離岸流も強くなります。下げ潮の時は、ぜひ離岸流を意識してみましょう。潮は検索したらすぐにわかります。

また、波に入ることが多いサーフではウェーダーは必需品となってきます。波よけ・防風の意味もあり、一着持っていると便利です。ウェーダーがあればその分海に近くなり投げる距離も長くなります!

 

[堤防”子供でも”]

f:id:lltakatoll:20210109121036j:plain

堤防も場所さえよければヒラメが釣れる可能性があります!ヒラメの餌となる小魚が多く集まるためそれを捕食しにきたヒラメを狙います。

また、足場がよくサーフよりも軽装で釣りを行うことができ楽しめます。ただし海から高さのある堤防にもなってくると釣り上げる事が難しくなり、網が必須となってきます。せっかくかかったのに釣り上げられないなんてことにならないためにも網は購入しておきましょう。

堤防といっても場所は数えきれないほどあり、そのなかでも狙い目は、外海に面した大きな漁港付近や、サーフの途中にある堤防です。

また、海が荒れているときは小魚が漁港(堤防付近)に逃げ込んでくるためサーフで釣れない場合は移動してくるのもありです!

 

[岩場”難易度は高いがいる”]

f:id:lltakatoll:20210109121040j:plain

ヒラメの性質上、砂地に生息しているイメージで岩場はあまりピンとこないと思いますが、ベイトフィッシュの行動に合わせて磯や浅瀬などの岩場でも釣れることがあります。特にサーフ近くの岩場は狙い目です!堤防でも解説した通り、岩場も波が緩和されベイトフィッシュ(小魚)が逃げ込んでる場合が多くそれをヒラメが捕食しにくる場合が多いです。ですが、根掛かり(ルアーなどの針が岩や海藻などに引っかかる)ことが多いうえ滑りやすく初心者にはあまりおすすめすることができません。

ルアーの扱いになれてきて靴などの装備が整えば楽しめるとおもいます!!

[河口付近"当たれば爆釣”]

f:id:lltakatoll:20210109121044j:plain

ヒラメを釣りたいなら、外せないポイントが河口です。川から流れ出る淡水と海水が混ざり合う「汽水域」と呼ばれる河口周辺は有機物が流れ込んで植物性プランクトンが溜まり、ベイトフィッシュが多く集まることで、ヒラメも集まってきます。狙い目としては、川寄りではなく、サーフのある海場に近い河口です!また、河口での釣りのベストタイミングは雨の日です。雨が降ると河口域の水量や酸素量が増加し、ヒラメのエサとなるベイトが増えて必然的にヒラメが捕食しに来るからです。前述していたように性質上、雨の日は水が濁り、ヒラメにとっても視界が悪く、捕食されずらくなるため、あまりにも激しい雨は避けたほうが無難でしょう。小雨の日や雨の日の翌日などがベストな狙い目となるでしょう。

 

「ヒラメ釣り仕掛け、竿、リール」

f:id:lltakatoll:20210109124710j:plain


ヒラメ釣りは、ほぼシーバス釣りと同じタックル・仕掛けで代用できるので、今ある道具を使って手軽に楽しめることもヒラメ釣りの魅力です。

ここでは、ロッド(竿)・リール・ルアー・仕掛けの作り方の4点を紹介します。

「ロッド(竿)はとにかく遠くに飛ばすために!!」

10ft前後のサーフキャスティングゲーム用ロッドがオススメ!!長さを活かして遠投もできるし、大型サイズが砂底にへばりついても引き剥がせるだけの十分なパワーを持っています!

まず遠投性ですが長く強い竿になればなるほど遠くに飛ばしやすくなりますし、使用できるルアーの重量も上がり飛距離につながります。ですが長ければいいというわけではなく、硬さが硬くなりすぎるとヒラメの当たりが分かりづらくなりますし、竿が重すぎると体の負担も大きくなります。ですので自分に合った竿を選ぶのが一番いいですね。

しかし、竿といいましても種類が多く試す機会もありません、結局どれがいいのという状態に自分も最初なりとても困りました…

ですので、価格帯べつにいくつかおすすめの竿をピックアップしてみました。

turiyoka.hateblo.jp

 

「リールは何でもいいわけではない!」

どんなリールでも釣り上げれないことはありませんが、たかがリールされどリールです!

ロッドとのバランスを考えると3000〜4000番のスピニングリールがベストです。ヒラメのサイズが50〜60㎝を超えるサイズになるとそのパワーと瞬発力に苦戦させられることになる状況があります。なるべくドラグ性能のよいものを選択しよう。またサーフで使用することが多いので砂を噛んだり波をかぶってもメンテナンスしやすいもの(分解しやすい)を選ぼう。番台もメーカーによって違いがありますダイワならば3000番台、シマノならば4000番台を選ぶのがいいとおもいます。また、できればハイギアタイプのリールを選ぶことで素早く糸を回収できストレス少な目で釣りを楽しむことができます。

こちらもいくつか価格別にリールをピックアップしてみました。

 

ここで、初心者の方が見落としがちなのがライン(糸)です!!安いリールを買うと最初から巻いてあるラインがあると思いますが、それでは大抵切れます!!ラインも別でしっかり購入しましょう。サーフでのヒラメ釣りでは、PE1号前後のラインが150m以上巻ければ問題ありません。

ラインのほうも詳しく解説しいくつかピックアップしてみました。

 

また、リーダーというラインも必要になってきます。ヒラメには鋭い歯があり、小魚を噛みついてとらえます、その時に歯ズレ(歯が触れて切れること)を防ぐうえにおいてもリーダーが必要となります。リーダーにも種類があり、ナイロン製のリーダーは柔らかくて扱いやすいのですが、擦れに弱く切れやすいというデメリットがあります。その点フロロカーボン製は非常に硬く、擦れに強いので使いやすさは充分です。ただ、初心者にとっては、安価なナイロン製を備えておくこともおすすめです。リーダーの太さは、4号(16lb)を目安に、初心者であれば5~6号( 20~22lb)を選んでも良いでしょう。長さは1m~3m程度がいいかとおもいます。

リーダーについてもこちらに解説しいくつかピックアップしておきました。

 

「ルアーは好み!!」

f:id:lltakatoll:20210109124539j:plain

ヒラメ釣りでは、数えきれないほどの種類のルアーが使用されております。その中でもルアーはミノーやシンキングペンシルを用いるのが鉄板で、飛距離も出て波にもまれても姿勢を崩しにくい、シンキング~ヘビーシンキングタイプがよく使用されています。シンキングミノーは12~14cm、メタルジグでは10cm程度の大きめのサイズが適しています。また色ですが、ルアーの色は、よくベイトフィッシュになるイワシカラーなどのナチュラルなタイプと、波が立った暗い海中でも目立つレッドゴールドやオレンジといった系統がいいかとおもいます。

ここで忘れてはいけないのが、竿が対応しているルアーの重さです!竿にあった重さを使用することでベストな重心移動ができ飛距離がでます。竿に対応している重さが書いてあると思いますので確認してください!

 

「準備ができたら釣ろう! ルアー動かし方」

f:id:lltakatoll:20210109142203p:plain

◯基本はただ巻き
ただ巻きはメタルジグ、ミノー、ソフトルアーなど全てのルアー操作に採用できますし、ただ巻きをしっかりマスターすれば、誰でもサーフでヒラメを釣ることができるようになれます!

ただ巻き(別名:リトリーブ)とは、その名の通り単純にリールを巻いてルアーを引いてくる釣り方のことです。

リールを速く巻くことをファーストリトリーブ、遅く巻くことをスローリトリーブなどと呼びます。

 

一見すると、一定の速度でリールを巻くこの釣り方は面白味のない釣り方に感じるかもしれません。しかし、サーフからヒラメを釣るために存在する多くのテクニックは、このただ巻きの基本の上に成り立っており、とても重要なテクニックです。これができれば発展し自分なりの釣り方ができると思います!!